ヴィクトリアマイル(G1)の予想
グランアレグリアの一強ですかねー・・・
でも、昨年の安田記念であのアーモンドアイを負かしたように、どんな一強馬も常にトップコンディションで走れるかどうかはわからない。
特に女の子はねー。
あとは1分30秒台の決着だってあるヴィクトリアマイルだけど、そんな時にはやはり持ちタイムの優秀な馬が上位を占める傾向。
ところが今年のメンバーの持ちタイムはやけに遅い。
こりゃ実績よりも明け4歳馬のポテンシャルと成長に賭けるしかないのか!?
そんなこんなも考えながら、さー、とっとと各馬評価、いってみまっしょい!
6 グランアレグリア 追切:▲ 馬場:◎ 評価:◯ 1番人気
グランアレグリアの前走大阪杯はあの不良馬場で一気の距離延長2000mをガチで勝ちに行くために前々で勝負して・・・
まったく「らしくない」レースをさせたと思うんですけどねー。
馬場を言い訳に勝負をやめさせても良かった気がするんですが。
あのハードなレースのダメージはあると思います。
ずっと十分な間隔をあけてレースしてる方ですが、詰めて使ったのは昨秋のスプリンターズS(1着)→マイルCS(1着)が中6週。
3歳時の桜花賞(1着)→NHKマイルC(5着)が中3週でした。
このNHKマイルC時は明らかに疲れの影響があったそうです。
今回は中5週。
しかし走ったレースの負荷は桜花賞やスプリンターズSとは比べ物にならないくらい大きかったはず。
その疲れが目に見えない形でこの馬の唯一無二の武器である鬼脚のキレに陰りを落とす悪寒。
キレ味自慢のそろった今回のメンバーの誰かに金星を提供してしまう可能性はあると思います!
追い切りも坂路では結局時計を出さず。
今回の間隔のためだけでなく、このところレース毎に坂路時計は出さないようにされてます。
陣営コメントによれば「穏やかになってきて調整しやすい」ってことらしいですが。
でもその割にラップを落としきれてるかと言うとそうでもなく。
この辺がNHKマイルC時のコメントにあった、
「少し疲れがあったのか、リラックスしていなかった」
を思い出させるんですよねー・・・。
とはいえ、連覇・リピーターあるあるのこのヴィクトリアマイル。
昨年はあえて格上の安田記念ですら圧勝した舞台なら、楽勝で当然ですが・・・
さぁ、どうでしょう?w
18 レシステンシア 追切:▲ 馬場:◯ 評価:▲ 2番人気
坂路の気合乗りも時計も良いほうだが・・
休み明け前々走・阪急杯時の出来が良すぎて、比べるとどうしても見劣る。
阪急杯はその仕上がり通りに逃げて押し切りレコード勝ち。
まさにこの馬の本領発揮、復活を見せつけた。
前走高松宮記念でも重馬場の中をダノンスマッシュの2着に最後まで迫ってパワーも見せつけた。
だ・け・ど。
マイルとなるとやや心許ない。
NHKマイルCはラウダシオンにきっちり差されたし、マイルCSは惨敗。
調子が悪かったとはいえ、その追い切りの動き・時計は今回より上だったはず・・・。
北村友騎手が落馬事故負傷で追い切り・本番に乗れなくなったのも痛いし、前走の浜中騎手からもさらに乗り代わるのもマイナス。
とはいえ、乗るのは武豊師匠。
なんとかしてくれる?w
騎乗経験はあって、新馬戦(1着)と桜花賞(2着)。
でも新馬戦は外に逃げるところがあったり時計も平凡だったり。
桜花賞は泥んこ重馬場で最後脚が上がったそうで、デアリングタクトの2着。
この馬の持ち味であるスピードを実際に体験したことはないみたいなんですよね?
一流のペースメイク名人武さんでも手の内に入れてるとは言えないこの馬をマイルで逃げ切らせることができるのかどうか。
正直、大外枠を言い訳に先行気味に控えて差しに回るんじゃないかとも思います。
そうなったとしても、マイル戦を最後まで我慢して走り切る点に不安がありそうです。
メイチ100%の仕上がりでも無さそうな点も割り引いて▲評価どまりで。
5 デゼル 追切:▲ 馬場:◯ 評価:▲ 3番人気
また上位人気馬にケチをつけちゃいそうw
鬼脚自慢。
前走・阪神牝馬Sは32.5の上がりで豪快に差し切り勝ち。
とはいえ、1分32秒0の勝ち時計はコースレコードにコンマ1迫るといっても今の超高速阪神馬場にしては物足りない?
ラストやや一杯になりかけた感じもあった。
戦績はスローのキレ味勝負がほとんど。
タイム的にはそれほどでもないレースが多い。
それを踏まえてか、今回の坂路ラップは前半から速めに追われてる。
ただそうするとどうしてもラストが甘くなる傾向が目立つ。
あとスタートが苦手な点も心配。
高速レースの出遅れは致命的。
そうでなくても終い勝負の馬だと前走から乗る川田さんは明言してます。
今回も直線勝負一本なのでしょう。
時計勝負も強いられる今回は、脚を溜めてたら届かない・位置を取りに行ったら末脚が甘くなるの板挟みで苦しみそうです。
それでも多分、直線一気に掛けてくるんだろな。
届かずの▲評価どまりで。
1 マジックキャッスル 追切:◯ 馬場:◯ 評価:△ 4番人気
前走阪神牝馬Sをデゼルとの接戦で2着。
今回も3・4番人気をデゼルと競り合ってますねw
昨年は9月のローズS4着で終え、明けて年初の中京愛知杯で成長した姿を見せて快勝。
その時点で陣営はヴィクトリアマイルを目標にと明言。
したがって、このローテも調教過程も予定通りのはず。
ガツンと坂路で時計を叩き出して望んだ愛知杯で成長を確認した後は最後外厩トレーニング。
叩き台の前走・阪神牝馬Sに対しては時計を出すような叩き方はせず。
レースでも直線半ばまで馬群の後ろで我慢。(デゼルに外をフタされてたのもあるけど)
そこからだけ全力追いで、馬群を縫いながらもデゼルに劣らないキレ味を見せてくれた。
実質これが最終追いって感じ?
前走後は在厩調整で坂路もゆるく、最終追いでいつも通りの時計を確認した程度。
もはや本番に向けてあわてることもなく、馬自身の仕上がりを信じる感じですね。
南Wでは1週前に助手さんが若干追って愛知杯を少し上回る時計を出せた。
最終南Wは戸崎さんが戻ってきて、ほぼ馬なりで。
ここが・・・愛知杯の最終時にほんの少し見劣りするかなぁ・・・?
願望としては、ここで気合でも時計でもさらなる上積みを感じさせて欲しかった。
正直、大幅な上積みは感じられない。
もともとキレ味では上位ではあるものの常に惜敗。
全体的にスピードよりもパワー寄りのようで、時計のかかる条件でこそ台頭してきたタイプ。
稍重の秋華賞でデアリングタクトの2着だったり、愛知杯でも上がりのかかる中でランブリングアレー(次走不良馬場の中山牝馬S1着)に競り勝ったり。
したがって、今回のようなパンパン良馬場の高速レースの時計勝負になると分が悪い。
スピード面での大幅な上積みも感じられなかったし・・・
最内枠ゲットは好条件だったけど、今回はスピード的に厳しいかな。
9 テルツェット 追切:◯ 馬場:◯ 評価:★ 3番人気
(グラフなし)
シルクの秘密兵器?w
連勝街道まっしぐらでここに。
前走ダービー卿CT勝ちからと言えばプリモシーンを思い出しますね。
あの時はノームコアの2着でした。
そんなこんなが似た感じがあります。
母母がラヴズオンリーミー。
ディープインパクトとの間にラヴズオンリーユーやリアルスティールを産んだ名物母ちゃん。
そんなお婆ちゃんと欧州血統を一旦挟んで、改めてディープインパクトとの間に生まれたのがこの子ってわけですね。
ディープ産駒らしく小柄。
だけど東京での走りを見ての通り大きな大きなストライドで末脚を伸ばします。
持ち時計はまだまだだけど、勝ってきたレースはいずれも最後まで追ってませんしね。
もちろん、勝負所でGoサインを出された時の瞬発力は出色。
そうでなくても最終コーナーの姿を見てれば明らかですけど、この馬はレースをわかってる。
良血がそうさせるのか、もう自分で前を見据えてコーナリングしてますからね。
直線での気迫満点の走りも良血馬そのもの。
うん、これは実績も追い切りも見せてない部分が多すぎて未知の魅力に溢れすぎてますw
でも馬自身の闘争心があるから、豪腕デムーロさんの無茶振りにもしっかり応えてくれそう(やや失礼)
人気も、今日になったらデゼル・マジックキャッスルをあっさり抜いて3番人気に推されちゃってますね。
ちょっと馬券的な面白みは薄くなったし、むしろ危険なくらいですけど・・
ハイレベルな決着になりそうな今回は実力・ポテンシャルの高い馬が上位にくるのでしょう。
期待値が一番高いのはこの馬かな?
ってことで★評価で!
12 サウンドキアラ 追切:◯ 馬場:▲ 評価:△ 6番人気
動きは前走以上とは言え、さすがに6歳で衰えは否めない気がするなぁ・・
それでも6番人気って意外(失礼)。
前々走・阪神カップの勝ち馬ダノンファンタジーより上ですもんね。
リピーター御用達のこのレースの昨年の2着馬だからかな。
しかしこの馬の脚質はキレ味よりも先行押し切り。
だからこそ前走・GI高松宮記念でも重馬場のおかげで6着に粘り込んだし。
昨年もアーモンドアイがぶっちぎったおかげで後続はあらあらなった中、上り調子のこの馬が粘りきった形。
そう、その調子も今回はさすがに昨年に見劣る。当然か。
昨年は坂路51秒台だしてましたからねー。ブイブイ言わせてました。
しかしそこから休養に入って秋に復帰してからがさっぱり。
まったく走れなくなってた。
だから昨年のリピートはもう無理じゃないかと・・。
7 マルターズディオサ 追切:◯ 馬場:◎ 評価:◯ 9番人気
よし、今回はこの馬と心中だ!w
クラシック前まではブイブイ言わせまくってた有力馬。
今回の人気馬レシステンシア・マジックキャッスルをしっかり負かしてます。
今回参戦叶わなかったギルテッドミラーにだって勝ってるんです!
ただし、当時はすべてマイル戦。
そこからクラシックに突入するも、悪馬場や距離延長に泣いて惨敗。
一方のレシステンシアなんかは得意距離に専念して今の人気になってるわけで。
いやいや、元々のポテンシャルはこの馬の方が上なんですよ。
桜花賞・オークスを負けて仕切り直した秋華賞トライアルの紫苑Sでは先行押し切りもやってみせました。
スピード・スタミナの底力も実証。
だけど秋華賞本番はまたしても馬場悪を逃げて惨敗。
しかし、鞍上田辺ジョッキーはもう全部納得済の敗戦だったようで、これからは適距離でとむしろ開き直って将来に期待するコメントを残していました。
クラシック全敗なのに田辺騎手がずっと乗り続けてるのはその力を信じてるからに違いありません。
昨年ラストは阪神カップで締めましたが1400mをダノンファンタジーの2着。
スピードに問題ないことを再確認。
ついでに3着がインディチャンプだったんですよw
そして休み明けの今年初戦が前走高松宮記念。
まーどう考えても叩き台でしたねw
それでも苦手な重馬場をしっかり走りきって、上がりも上位陣と遜色なしの8着。
いやいや、スピードもパワーもまた成長してんじゃないですか?
で、今回の追い切り過程ですが・・・
在厩調整。
坂路は本数こなしましたが、それほど派手な時計は出さず。
ただし注目すべきは底上げ感。
全体的に底上げできてます。
悪い時は必ず超遅い時計を挟む傾向があるのですが、今回は頼もしく右肩上がりにまとめてみせました。
それよりも何よりも1週前の南W!!
あの紫苑S時を上回るかという時計と動きを披露!
間違いなく好調。
本当に久々のホームグラウンドのマイル戦だし、
東京コース自体がオークス以来の2回目。
ハッキリ言って推せる確たる理由はないですねw
でもね、最初に述べたように、クラシック前には今回の有力馬みんなに勝ってたんです。
そのポテンシャルは、クラシックディスタンスでもがく中でちゃんと鍛えられてきたはず。
ここでその鬱憤を晴らす激走といきましょう!
それにキズナ産駒!
このコースでこそその血が騒ぐってもんだ!!w
★印はテルツェットでつかちゃったので、思い切ってこちらは対抗◯評価で!!
さぁもう時間だw
まとめると、こう!
6 グランアレグリア 追切:▲ 馬場:◎ 評価:◯ 1番人気
7 マルターズディオサ 追切:◯ 馬場:◎ 評価:◯ 9番人気
9 テルツェット 追切:◯ 馬場:◯ 評価:★ 3番人気
18 レシステンシア 追切:▲ 馬場:◯ 評価:▲ 2番人気
5 デゼル 追切:▲ 馬場:◯ 評価:▲ 3番人気
1 マジックキャッスル 追切:◯ 馬場:◯ 評価:△ 4番人気
12 サウンドキアラ 追切:◯ 馬場:▲ 評価:△ 6番人気
なんと曖昧というか優柔不断というかw
素直にグランアレグリアを本命にすればいいのにねw
レシステンシアがほんの少し脚を残せそうなペースにしそうな気がします。
となると後ろすぎるデゼル以下は届かないし、
差しの決まりやすい今の東京の直線ならば、グランアレグリアとマルターズディオサの末脚が光るかな?
あとは新星テルツェットの良血がどれほどのスピードを見せてくれるかも注目ですね。
マルターズディオサとテルツェットは入れ替えるべきかな?
ま、いいや。
以上です!
結果が楽しみですね!!
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